インプラントimplant
インプラント治療とは
インプラント治療とは、歯を失った部分に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に支台部(アバットメント)と人工の歯を取り付け、失った歯の機能と見た目を補う治療です。
インプラント治療のメリット
歯を失った場合の治療法はインプラント治療以外に義歯やブリッジという選択もありますが、義歯のようにつけ外しを行う必要やずれる心配をすることはありません。
また、ブリッジのように健康な歯を削ることもなく、自分の歯に近い感覚でものを噛むこともできます。天然の歯に近い見た目ですので、審美的にも高い満足感を得られます。
1回法と2回法
インプラント治療は手術が必要です。手術を1回のみ行う1回法と2回に分けて行う2回法があります。
1回法
インプラントを埋める部分の粘膜を切開して、土台となる骨を見えるようにします。骨にドリルで穴をあけて、インプラント体を埋め込み、その上にアバットメントと人工歯を装着します。アバットメントとインプラント体が一体となったタイプのインプラントもあります。
インプラント体を埋める骨がしっかりしている場合には1回法を選択することがあります。
2回法
1回目の手術では、インプラント体を埋め込み、アバットメントをつけずに穴にカバーをかけた状態で、切開した粘膜を縫合して閉じます。その後、埋めたインプラント体と骨が結合するまで期間をおきます(上顎の場合は約5カ月、下顎の場合は約3か月)。
2回目の手術で、再び粘膜を切開し、インプラント体に仮のアバットメントを取り付けます。その後約2~3週間おき、粘膜が治ってから本番のアバットメントを取り付けます。
骨の量が少ないことや、骨がやわらかい場合は2回法で行います。
静脈内鎮静法
当院では歯科治療・手術に伴う不安感や恐怖心を和らげリラックス状態をつくり出す方法でインプラント治療を実施しています。(麻酔は専門医が行います。別途料金必要。)治療説明の際お気軽にご相談ください。
治療中の緊張やストレスは高血圧症や糖尿病の方に悪影響を及ぼすことがわかっています。緊張・ストレスがかかると血圧や血糖値が上昇してしまいます。鎮静法で精神面の負担を軽減することは、体への負担を軽減することにもつながるのです。
静脈内鎮静法は、鎮静薬を血管に注入します。吸入鎮静法より高い効果を得ることができますが、全身麻酔に匹敵する体の管理が必要になります(治療日1~2週間前の診察、治療中の血圧計・心電図の装着、など)。
親知らずの抜歯やインプラント手術などの大規模な処置・手術、吸入鎮静法で効果を得ることができない方に向いています。
治療の流れ
1. カウンセリング
まずはお話をお聞きします。インプラント治療の疑問点や不安なことなど、ご質問ください。
2.診査・診断
歯とお口の状態を確認し、レントゲンやCT検査を行って、インプラントを埋め込む部位の状態を詳しく確認します。
3.治療計画のご説明
歯とお口の状態、インプラントを入れる部位の骨の状態、患者様のご希望などから最適な治療計画を立て、ご説明いたします。
4.歯の治療
歯周病や虫歯がある場合には先に治療を行います。インプラントを長持ちさせるための大切な治療です。
5.インプラント埋込、アバットメント、人工歯の装着
1回法、または2回法でインプラントの埋め込み、アバットメントと人工歯の装着の手術を行います。
6.メンテナンス・定期検診
インプラントを長く保つためには毎日の歯磨きと定期的なチェックがとても大切です。インプラントを機能的に長く使い続けるために、メンテナンス・定期検診を継続していきましょう。
インプラント治療ができない方
インプラント治療は外科的な治療が必要となるため、患者さんの健康状態などによって適応できないケースがあります。
- 重度の糖尿病
- 心臓病
- 高血圧症
- 腎臓病
- 肝臓病
- 呼吸器系疾患
- 骨粗しょう症
その他、喫煙していると、インプラントが長持ちしにくくなります。
安心の10年保証
『インプラント10年保証システム』で、患者様により安心して治療を受けていただけます。
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